10代のあなたへ。つらい生理痛は我慢しないで！ 毎月やってくる生理（月経）。経血の量や周期と同じくらい、あなたを悩ませているのが生理痛ではないでしょうか。「みんなも痛いのを我慢しているから」「そのうち治るだろう」と軽く考えて、学校生活や部活動、大事な試験の集中力を奪われていませんか？ しかし、生理痛は我慢しなくていい痛みです。特に10代の生理痛には、その年代特有の原因があり、適切なケアや対処をすることで劇的に楽になる可能性があります。この記事では、あなたの生理痛の原因、今すぐできるセルフケア、そして「これは病院に行くべき」という目安を詳しく解説します。 🩸 なぜ痛むの？10代の生理痛の主な原因 生理痛の主な原因は、子宮から分泌されるプロスタグランジンという物質です。この物質は、経血を体外に押し出すために子宮を収縮させる働きがありますが、分泌量が多いと子宮が過度に収縮し、キリキリとした痛み（下腹部痛や腰痛）を引き起こします。 10代の生理痛（機能性月経困難症）の場合、このプロスタグランジンの影響が強いことが多いですが、他にも以下のような原因が絡み合っていることがあります。 ホルモンバランスの不安定さ: 生理が始まって間もない時期は、ホルモンバランスがまだ整っておらず、プロスタグランジンの分泌が過剰になりやすいです。 子宮口がまだ狭い: 経血を排出する子宮の出口（子宮頚管）が未発達で狭いと、経血がスムーズに出られず、無理に押し出そうとすることで強い痛みを感じやすくなります。 体の冷え（血行不良）: 冷たい飲み物や薄着で体が冷えると、血液の巡りが悪くなります。血行不良はプロスタグランジンをスムーズに運び去るのを妨げ、痛みが強くなる原因になります。 ストレス・自律神経の乱れ: 受験勉強や人間関係などで強いストレスを感じると、自律神経が乱れ、血管が収縮して血行が悪くなり、痛みが悪化しやすくなります。 💊 痛くなったらどうする？効果的なセルフケア 痛みに悩まされている時に、すぐに試せる効果的なセルフケアをいくつかご紹介します。 温める（最も重要！）: お腹や腰をカイロで温めるのは、血行を改善する最も基本的な方法です。特に、仙骨（お尻の上にある平らな骨）のあたりを温めると効果的です。 シャワーで済ませず、湯船にゆっくり浸かるのは、全身の血行を良くし、リラックス効果も高めるため、生理痛対策として非常に優れています。 鎮痛剤は「早めに」飲む: 「痛くなってから飲む」のではなく、**「あれ、いつもよりちょっと痛いかな？」**と感じた時点で、または痛くなることが予測できる前に飲むのが鉄則です。 プロスタグランジンが大量に作られるのを未然に抑えることで、痛みを効果的にブロックできます。我慢して痛みがピークになってからでは、鎮痛剤が効きにくくなります。 薬剤師さんや保護者の方と相談し、自分に合った鎮痛剤を選びましょう。 軽い運動・ストレッチ: 安静にしすぎず、無理のない範囲で体を動かすことも大切です。軽いウォーキングや、猫のポーズのような骨盤周りを緩めるストレッチは、血行を促進し、緊張した筋肉をほぐしてくれます。 栄養を意識する: 体を温める食材（生姜、根菜類など）を摂りましょう。また、イライラを抑え、自律神経を整えるマグネシウム（ナッツ類、海藻類）や、血行をサポートするビタミンE（アボカド、かぼちゃ）を意識的に摂るのもおすすめです。 🚨 これがサイン！病院（婦人科）を受診する目安 多くの10代の生理痛は、上記のようなセルフケアで改善しますが、中には病気が隠れている「器質性月経困難症」の可能性があります。以下の症状がある場合は、我慢せずに必ず婦人科を受診しましょう。 鎮痛剤が効かない、またはどんどん量が増えていく 痛みのせいで学校を休む、部活を欠席するなど、日常生活に支障が出ている 経血の量が異常に多い（ナプキンが1時間も持たない、レバーのような塊が頻繁に出る） 生理痛が年々ひどくなっている、または20歳を過ぎても痛みが改善しない 生理期間以外にも下腹部痛や腰痛がある 特に子宮内膜症や子宮筋腫などの病気は、放っておくと将来の妊娠にも影響を及ぼす可能性があります。婦人科の受診は少し勇気がいるかもしれませんが、あなたの体のために一歩踏み出しましょう。痛みから解放され、快適な学校生活を送ることは、決してわがままなことではありません。お母さんや学校の先生など、信頼できる大人に相談してみましょう。 次のステップ この記事で紹介したセルフケアを試して、あなたの生理痛が改善するかどうか様子を見てみましょう。 もし「痛みがひどくてどうにもならない」と感じたら、婦人科を受診するための情報を探したり、保護者の方に相談したりするサポートをいたしましょうか？ ご予約はこちら ホットペッパーからも予約できます 逆井駅前整体院(逆井駅前整骨院併設) 営業時間： 【平日】9:00～11:30 / 15:00～20:30 【土・祝】9:00～12:30 / 15:00～17:30 ※日曜日定休 住所：千葉県柏市東逆井1−1−1 東武アーバンパークライン 逆井駅（東口）から徒歩1分 TEL：047-172-7778
